マナの沿革

「マナ」は大正15年石川製糸第五工場として現在地で操業を開始したのが始まりです。
少しさかのぼりますが、明治20年代、それまでの家内工業的な製糸業が、近代的機械製糸に移行した時代です。
明治26年(1893年)石川の本家石川幾太郎が製糸業を手がけ、同27年から28年にかけての好況もあって、順調に事業が拡大していきました。
この頃キリスト教の伝道に従事していた幾太郎の弟和助の熱心な家族伝道によって入信した石川一家の家族の気風は引き締まり、一致協力する結びつきを与えられ、ともに働く人たちの中にもしみ渡って行ったそうです。
このような時期、石川製糸第五工場(町屋工場とも言われた)として大正15年事業を開始したのが現在のマナの前身です。
この流れを汲む石川忠雄がケアハウスを開設するにあたり「マナ」と命名しました。
「マナ」とは人間に与えられた食べ物ですが「神から与えられた天からの恵み」と理解してください。
旧約聖書「出エジプト記16章」では次のように述べられています。
「マナ」(manna)はモーゼに率いられてエジプトを脱出したイスラエルの民族が荒野を放浪中、神から奇跡的に与えられた食物」といわれています。
ケアハウスマナでは、皆さんが同じように神に守られて、いつまでも健康で幸せな生活を送って頂けるよう命名いたしました。

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